転職内定後から入社までのステップ
判断を問われた場合は、判断の前に労働条件通知書を送ってもらえるよう企業へとお願いしてください。入社後のトラブルの原因となりかねないため、その企業の労働条件を確認する前に内定を承諾してはいけません。
#2.在職中の企業への連絡・退職手続き
応募先企業から内定通知を受け取り、入社を決意したら、現在働いている企業へ連絡をして退職手続きへと入ります。退職届を提出することになりますが、退職届には決まった形式があるため、内容や書き方をしっかりと確認したうえで作成し、提出しましょう。退職届提出の前に直属の上司に相談をしておくと、退職手続きをスムーズに進めやすくなるのではないでしょうか。在職中の企業への配慮もしながら、円満退職ができるような形での連絡や手続きを心がけることが求められます。
#3.退職時期の調整や引き継ぎ
退職届を受け取ってもらえたら、具体的な退職時期の調整に入ります。同時に、引き続き作業も行いましょう。ここでの対応や振る舞いも円満退職になるか否かを左右するため、在職中の企業と内定をもらった企業のどちらにも負担が生じないような形で退職時期の調整や引き継ぎを行う必要があります。
#4.内定企業への入社時期の調整・決定
在職中の企業を退職する時期が決定したら、それに合わせる形で内定企業への入社時期を調整・決定します。あいまいな決め方をするとトラブルに発展するリスクが高まるため、丁寧な調整が求められるでしょう。
#5.入社時に必要な書類の確認・準備
新しい企業へと入社する際に必要な書類の確認と準備をしてください。在職中の企業から受け取り提出するもの、入社する企業から用意され提出するものなど必要書類はさまざまです。スムーズに転職するためにも、早い段階から準備しておきましょう。
#6.内定企業のタイトルのプレイ
転職活動時に企業研究を入念に行うはずです。その際に、すでに応募先企業のゲームをプレイしているのではないでしょうか。新しい職場になじめるよう、内定を受け取り具体的に入社時期が決まってから入社までの間、さらに転職先企業のタイトルをプレイしておくことをおすすめします。
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【ポイント1】退職・入社時期の調整
内定を受け取った際、承諾か辞退かの連絡はできる限り早めに行わなければいけません。しかし、承諾する場合でも入社時期に関しては即答を避けることをおすすめします。面接時などに入社時期を尋ねられた人も多いでしょう。そこで入社時期を明確に伝えているのであれば、それに沿って入社の準備を進めていきますが、もし面接時に明確に言及しなかったのであれば、内定を承諾する旨の連絡だけを入れ、具体的な入社日の連絡は控えておきます。在職中の企業の退職時期に、転職先企業への入社のタイミングが左右されるためです。
内定後には、在職中の企業へと退職届を出します。その際、退職日は上司や人事部などと相談したうえで決めることになりますが、できる限り早めに退職できるように調整しましょう。すでに内定を受け取っているため、退職のタイミングが遅くなればなるほど転職先企業へと迷惑をかけることにもなります。ただし、一方的に退職日を決定し在職中の企業へと伝えることはおすすめしません。必ず上司と相談しながら退職日を調整してください。特に進行中のプロジェクトに関わっている場合や請け負っている業務が非常に多い場合は、引き継ぎの関係上、慎重に退職時期を決める必要があります。
ゲーム業界では、特に円満退職が重要なポイントとなります。あまり広い業界ではないため、ゲームプランナーの評判や評価が業界内で広まりやすいことがその理由です。もしいい加減な辞め方や担当していた業務を放棄するような辞め方をしてしまうと、その評判は業界内に広がってしまうでしょう。転職企業にも迷惑をかける可能性がありますし、今後再び転職を試みた際にも不利に働くリスクが高まります。業界内での自身の評判を落とさないためにも、円満退職を目指す必要があるのです。
退職時期の調整が済んで退職日が決定したら、転職先企業への入社日を調整・決定します。決定次第、転職先企業へと具体的な入社日の連絡を入れましょう。できる限り空白期間を作らない形で入社できるよう調整してください。すでに退職日が決定しているにもかかわらず、せっかくだから1カ月ほど休養してから入社しようなどという形は避けなければいけません。内定を出している企業は受け入れる準備を整えているはずです。中途採用となるため、即戦力となれるよう早いタイミングで入社することが求められます。
【ポイント2】入社に必要な書類
転職時には、非常に多くの必要書類を用意しなければなりません。はじめて転職する人であれば、必要書類をあまり把握していないのではないでしょうか。すべての転職先企業で求められるわけではありませんが、必要になるケースの多い書類を紹介します。事前に提出するもの、入社時の持ち物として必要になるものなどさまざまですが、その際に焦らないようあらかじめ用意しておきましょう。
#年金手帳
年金の被保険者であることを証明する書類です。会社員は国民年金と厚生年金に加入しており、転職後も継続して加入する必要があるため、その手続きに必要となります。年金手帳を在職中の企業が保管している場合は退職時に受け取り、転職先の企業へと提出しましょう。年金手帳は会社員自身で保管することも可能です。その場合は、保管している年金手帳を転職先の企業へと提出します。原本ではなく、基礎年金番号の提出のみ求める企業もあるので、新たに入社する企業の指示に従ってください。
#雇用保険被保険者証
雇用保険に加入していることを証明するための書類です。国民年金や厚生年金と同様に、会社員であれば必ず雇用保険に加入しています。在職中の企業から雇用保険被保険者証を受け取り、転職先企業へと提出しましょう。失業した際に保険金が受け取れる雇用保険制度ですが、次に働く企業がすでに決定している場合は受給する必要がないと考えられるため、雇用保険被保険者証を提出することで雇用保険の加入期間を継続させることができます。
#源泉徴収票
企業が社員の年末調整を行うために必要な書類です。在職中の企業から受け取り、転職先企業へと提出しましょう。源泉徴収票には企業名や給与額などが記載されています。転職活動の際に応募書類や面接で虚偽の説明をしても、この源泉徴収票で発覚してしまうため注意が必要です。
#扶養控除等申告書
扶養家族の有無を確認するための書類です。扶養している家族がいない場合でも提出しなければなりません。申告書は転職先企業から受け取り、必要事項を記入して提出しましょう。
#健康保険被扶養者異動届
扶養している家族がいる場合に提出が必要になる書類です。扶養控除等申告書同様に転職先企業から書類を受け取り、記入したうえで提出します。
#給与振込届出
給与の振込に必要な口座情報を企業へと届け出るための書類です。転職先企業から用紙を渡されるケースが多いので、それに必要事項を記入して提出します。企業から金融機関を指定された場合は、新たな口座開設が必要となる場合もあるでしょう。
#健康診断書
健康診断書の提出を求める企業もあります。求められた場合は、医療機関で健康診断を受け診断書を受け取り提出しましょう。
#入社誓約書・入社承諾書
企業が独自に定める就業規則や就業条件などが記載された書類です。これらを渡され提出を求められた際には、内容をすべて確認してから署名などをして提出してください。
#身元保証書
多くの企業で提出を求められる、その人の素性・身元を保証するための書類です。本人以外に身元保証人の署名と捺印が必要となります。企業の用意した書類に記入・捺印し提出しましょう。
#住民票記載事項証明書
現在の住所を企業が確認するための書類です。住所のある役所で発行してもらったものを、転職先企業へと提出します。
#業務に関する資料や書類
ゲームプランナーの場合、転職先企業からこれまでに携わった業務に関する資料や書類の提出を求められることがあるでしょう。在職中の企業の機密事項にあたるものなど社外秘の資料を提出する必要はありませんが、実績がわかる書類や個人的に考えていた企画・デザインなどがわかる資料があれば、提出用に体裁を整えて用意しておくことをおすすめします。
【ポイント3】入社企業のタイトルのプレイ
転職先企業でどのような業務を担当するのか、即戦力あるいは中心的な存在としてプロジェクトを任されるのかは、これまでの実績や入社企業の内情などによって異なります。しかし、入社企業がどのようなゲームを企画・運営しているかなど最低限の知識や情報を仕入れておくことは非常に重要です。時間が許す限り、入社企業のタイトルをプレイしておきましょう。すでに担当するプロジェクトなどが決定している場合には、それに必要な勉強をしておくことも求められます。中途採用の場合は特に、入社後すぐに活動・活躍できるような準備が欠かせません。
ゲームプランナーとしての実績をさらに積み上げられるかどうかは、こうした事前の準備にかかっているといってもよいでしょう。内定を受け取り承諾の連絡を入れる際に、プレイしておくべきタイトルや必要な知識・勉強などを確認しておくと、よりやるべきことが明確になるのではないでしょうか。
ゲームプランナーの転職成功は内定から入社までの準備で決まる
内定をもらっただけでは、転職が成功したとはいえません。内定後の対応や退職手続き、入社時期の調整、必要書類の用意・提出などを滞りなく行って、やっと転職が実現します。そのうえで入社企業のタイトルをプレイするなど勉強や予習を徹底することで、転職を成功へと導くことができるのです。実際に転職先でのプロジェクトに参加するまで気を抜かずに準備をし、ゲームプランナーとして新たな一歩を踏み出しましょう。