【ゲーム業界の転職活動】採用全体の流れ
まずはゲーム業界における転職活動の全体的な流れを確認していきましょう。
#全体の流れ
転職活動のおおまかな流れとして、まず情報収集をして気になる企業に「応募」することからスタートです。その後、提出が必要な書類を作成して「書類選考」へと進みます。書類選考を無事通過できた場合に、次のステップとして「面接」を受けます。面接を通過できたら、企業から「採用通知」が届き、「内定」となるまでが一連の流れです。
#ゲーム業界の転職事情
転職活動において、ゲーム業界とほかの業界とではいくつか異なる点があります。たとえば「筆記試験の有無」です。企業によっては、転職活動で書類選考や面接のほかに、筆記試験が実施されることがあります。しかし、ゲーム業界では筆記試験が行われる会社は少ない傾向です。また、提出書類にも違いがみられます。IT系の技術職の場合、転職活動時に「スキルシート」の提出が求められるケースが多くみられます。あらかじめ必要な書類をよく確認し、不備のないよう面接前日までにしっかりと準備しておきましょう。
それ以外の点は、基本的に一般的な面接の流れと大きな違いはありません。マナーを守り、下準備を徹底して面接に臨むことが重要になります。以下で4つのステップにわけて、書類選考から内定までの流れとそれぞれのポイントを詳しく解説します。
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ステップ1.書類選考~面接前日まで
転職活動をする際、まず関門となるのが書類選考です。選考のため、一般的には「履歴書」「職務経歴書」「スキルシート」などの提出が求められます。また、書類選考から面接にいたるまでに、応募先企業とメールでやり取りをするケースもあるでしょう。ここでは書類選考で必要になる各書類やメールでやり取りをする際のポイントについて解説します。
#履歴書
履歴書は応募者の人となりを表わすものです。企業は履歴書の内容を見て、仕事への意気込みや自社で活躍できそうな人材かどうかを判断します。なかでも、注目されやすいのは「自己PR」「志望動機」の項目です。自己PRは自分の強みを盛り込みつつ、今後その会社で自分がどう貢献できるのかアピールすることがポイントとなります。志望動機は数あるなかからなぜその企業を選んだのか、その理由や入社後にやりたいことを記載しましょう。
#職務経歴書
職務経歴書は自分の能力や経験を示すための書類です。職務経歴書を提出することで、これまでの実績やスキルを客観的に伝えられます。職務経歴書の詳細には、携わったプロジェクトの内容や期間、役割や成果を盛り込むことが基本です。特に成果を記載する際は、数字を用いるとわかりやすく具体的な内容になります。
#スキルシート
ゲームプランナーをはじめ、IT系職種の転職活動で求められることが多いのが「スキルシート」です。スキルシートとは、ITスキルや実務経験をA4サイズの用紙1~2枚程度にまとめたものをいいます。別名「技術経歴書」とも呼ばれています。職務経歴書は採用担当者へのアピールが目的となる一方、スキルシートは自分のITスキルをIT担当者にアピールすることが主な目的です。それぞれ目的が異なることを意識しつつ、書類を作成しましょう。スキルシートには経験したプロジェクトの規模や役割、使用できるツールなどを記載します。なお、スキルシートの書き方に特別なルールはありません。必要なシーンや目的に応じて盛り込む内容を決めましょう。
#メールのやり取り
転職活動でメールのやり取りをする際は、基本的なマナーを守ることが重要です。特に気をつけたいのは「返信までの期間」「署名」などの要素です。メールは原則見たらすぐに返信することを意識しましょう。遅くとも24時間以内には返信することが一般的なマナーです。また、署名をつけることもポイントとなります。本文の最後に氏名や電話番号、メールアドレスなどを記載しておくと丁寧な印象を与えられます。
ステップ2.面接当日
書類選考を通過したら、面接を受ける流れとなります。面接当日に気をつけたいのが「服装」「受付」「入退室のマナー」などです。それぞれのポイントを見ていきましょう。
#面接当日の服装
面接当日は新卒・中途問わず、清潔感のある服装を心がけることが基本です。新卒採用の場合は基本的にスーツを着用するのが無難でしょう。私服の指定がある場合は、ジャケットにパンツを合わせたきれいめカジュアルファッションがおすすめです。いくら私服で良いという指定があっても、チェックシャツ・チノパン・スニーカーなどくだけすぎた服装は避けましょう。中途採用の場合は、特に指定がなければ基本的に新卒と同様、ジャケットにパンツを合わせた清潔な印象のカジュアルファッションを選ぶのが無難です。
服装選びに悩む場合は、スーツを着用しても問題ありません。ただし、ゲーム業界は私服を着用する会社が多く、スーツだと浮いてしまう可能性もあります。会社のホームページをチェックするなど、事前に職場の雰囲気や社員の服装を参考にしてみると良いでしょう。なお、ゲーム業界は髪型や髪色の規定が緩い会社が多い傾向です。デザイナーなど、従業員が金髪やメッシュの髪型をしている会社もあります。そのため、髪型や髪色は清潔感を意識し、周囲が不快にならないスタイルを選べばそれほど心配ないでしょう。
#面接当日の受付
面接当日は一般的な企業の面接と同様、遅刻しないように約束の10分前には到着するようにしましょう。身だしなみを整え、携帯電話の電源を切ってから受付に向かうことがポイントです。受付では約束の時間と用件、氏名と取り次ぎをお願いする相手をはっきりと伝えます。新卒の場合はあわせて学校名も伝えましょう。
#入退室のマナー
入退室も一般的な面接時のマナーを守れば問題ありません。入室の際は部屋の外から声をかけて「どうぞ」と返事を聞いたあとに、ドアの外で「失礼いたします」と声をかけて入室しましょう。ドアは後ろ手で閉めるとマナー違反となります。一度ドアに向き直り、音を立てないように閉めましょう。退室時は面接のお礼を述べてから「失礼いたします」と一言添え、ドアを静かに閉めます。
ステップ3.内定
面接後は、企業から採用選考の合否の連絡が届きます。連絡はメールで行われるのが一般的です。面接を通過して内定連絡を受けた場合は、就業時の条件を確認して受諾するかどうかを決めます。就業条件は労働条件通知書などで確認することが可能です。最終的な条件を確認するためにも、通知書を発行してもらい隅々まで目を通しておくと安心です。給与や福利厚生などを確認したうえで返事をしましょう。
ステップ4.入社日の調整と退職準備
内定承諾を決めたら、入社日の調整と退職準備を進めます。働いている会社の規定を踏まえつつ退職の意思を伝え、適切なタイミングで辞められるようにしましょう。また、転職先にいつから入社するのか話し合い、日程を調整します。入社時期をずらしたいなど希望がある場合は、なるべく早い段階で転職先企業に伝えておきましょう。
全体的な流れとポイントを押さえてゲームプランナーの転職活動を円滑に進めよう!
ゲームプランナーとして新卒でゲーム業界に就職し、一般的な企業に所属した経験がない方もいるでしょう。このような場合、転職の流れがわからず不安になるものです。事前に転職活動のおおまかな流れを把握しておくことで、スムーズに活動できるようになります。必要書類の作成や面接、内定後の流れなど全体的なポイントを押さえて、転職活動を有利に進めましょう。